« アフタヌーン1月号 | トップページ | パブリックビューイング »

2007年11月29日 (木)

ハエヌキの5番。

わたしがプロの選手に望むのは、
なるべく長くプレイヤーであってほしいということと
プレイヤーでなくなってからもずっと
オブザーバーであってほしいということ。

他でもない彼本人が、すでにこころを決めて
対外的であろうとなかろうと
別れの挨拶を告げている以上、
わたしたちがそれに異を唱えることは
彼の決意を貶めることにもなるかと思うので
もうなにもいわない。

けれどもやはり、いまはどうしても、思わずにはいられません。
彼や彼のような選手を失っての勝ちに
そこまでの意味が、あるのかな。
確かに、負ければ悔しいしがっくりするししっかりしろよと思う。
勝てばうれしいし試合もいっぱい観にいくし
いっそ優勝して欲しいと思います。
でもそれ以前に、勝っていても負けていても
かわらず大きな声で応援してたじゃん。
強いから好きなわけじゃないし、
弱いから嫌いになんてならないことを
耐えることを専売特許としているこの球団は
もうとっくに、わかっていると思っていたのに。

彼の決意をみながら、田中幸雄の幸福や関川氏のこれからを思います。
試合に勝つこと、楽しくプレイすること、ファンを喜ばせること。
なにがいちばん求めていたことなのか、正直わからなくなります。
でもいいや。やっぱりもうなにもいわないことにしよう。
ただ来シーズン、オリックスの新しい7番が
なるべくたくさんコールされるのを待つだけです。

このトレードを単なる誤報だと信じていたひと月前、
それでも、この記事を読んでその度に泣けてきました。

あの黒土と芝の香りを愛している。
スタンドから降り注ぐ、あの歓声を愛している。
そしてこの10年間、身にまとい続けたタテジマを、愛しているー。

シーズン終了後から始まったトレード騒動について
初めて口を開いた浜中は、
阪神でのプレー続行への意欲を問われると、迷わずこう言った。
「そらもう、それしかないです。今年は悔しい思いをしたんで」
新天地で再出発、などという思いはまったくない。
復活にかける浜中は、08年シーズンを
愛着あるタテジマのままで迎えられることを固く信じた。
(中略)
浜中はこの日、鳴尾浜球場での秋季練習に参加。
ノック、フリー打撃など精力的に汗を流した。
日増しに大きくなる“雑音”は当然耳に入っている。それでも浜中は言う。
「気にしないというか、自分はやるしかないですから」。
来季を見据え、視界からは「復活」の2文字以外のすべてを遠ざけている。
30日からは高知・安芸で行われる秋季キャンプに参加。
復活に向けた新たな戦いが始まる。
「キャンプは打つ方だけですね。やるだけです」。
タテジマ残留への最大の近道は、
自身が必要不可欠な戦力であることを周囲に見せつけることにある。
ならばこのバットで振り払うまでだ。
白木の相棒で、すべての雑音を振り払うまでだ。

10月29日 デイリースポーツオンラインより抜粋。

|

« アフタヌーン1月号 | トップページ | パブリックビューイング »

野球ネタ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/461851/9174129

この記事へのトラックバック一覧です: ハエヌキの5番。:

« アフタヌーン1月号 | トップページ | パブリックビューイング »